2005年9月20日 (火)

火曜ワイドサスペンス

物事には始めがあり、そして必ず終わりがくる。
またひとつ、終わりを告げるものがある。火サスだ。
火サス…日本テレビ系列で火曜・9:00~11:00pm枠の火曜サスペンス劇場の事である。
1981年に始まったこの番組は、土曜ワイド劇場(テレビ朝日)と並ぶ、推理小説ベースの一話完結型の推理ドラマとして私はもちろん、推理小説ファンを楽しませてきた。
ところがこの度、視聴率の低迷と言う理由で今月いっぱいでの打ち切りが決定した。もう4ヶ月も前に決定していたのだが…
今日の作品は刑事 鬼貫八郎 シリーズ 最終章。
火サスは完全な単発作品と、一年に1~2回放送するシリーズ作品に分けられるが、鬼貫八郎もシリーズ作品(ちなみに初放送は’93年3月)である。私はかなり好きなシリーズで、ほとんど見逃した事はない作品で、一般にも人気はある作品なのだろう。だから放送打ち切りギリギリの今日、放送化したものと思われる。
この作品の魅力は、なんと言っても主人公・鬼貫八郎役の大地康雄の好演と、署内では鬼刑事で通っている鬼貫と、家庭での鬼貫のダメ親父ぶりのギャップだろう。なお、部下役で競演している羽場裕一氏長野県出身の個性派俳優である。
大地康雄はどちらかと言うと遅咲きタイプの俳優で、一般的に注目されたのは「バカヤロー」(3部構成中の1作で主演)、「マルサの女2」(査察官の一人として登場)ではないだろう。彼の髪がまだそこそこふさふさしていた頃…もう20年以上前だが…子供番組に中華料理屋の親父の役で出演していたのだが、独特の演技はその頃から変わっていない。
大地康雄の功績については、またいつの日か語る事にして、今日は話をテーマの火サスの戻す事にしよう。
火サスの担ってたものは、私のような推理小説好きの視聴者のための番組という事以外に、実力派俳優が活躍できる数少ない場だったという事である。
最近、民放ドラマは若年層主体の作品がメインで、年代を超越した作品にはほとんどお目にかかれない。CXの月9(この言い回しも実は大嫌い)などはそのいい例だ。当然だが、前述の大地康雄の出番など極端に少なくなってきているわけだ。テレビ局…つまり制作サイド、脚本サイド、俳優の所属プロダクションサイドの…いわゆる大人の事情が大きく絡んでいるのだろう。もちろんその前提で、視聴率と言うものも絶対的に立ちはだかっているのだが…。
ま、火サスにジャニーズが出てくるようでは世も末だが。

今日は、去り行く火サスの24年間を簡単に振り返ってみよう。
火サスと言えば、年に数回放送されていた松本清張スペシャルと、西村京太郎ははずせないだろう。西村京太郎の作品の代名詞・時刻表トリックは今更書くまでもないほどポピュラーながら面白かった。
シリーズ物といえば
女検事霞夕子シリーズ 桃井かおり鷲尾いさ子に配役変更
浅見光彦ミステリーシリーズ 
水谷豊
小京都ミステリーシリーズ 
片平なぎさ船越英一郎
警視庁鑑識班シリーズ 
西村和彦
6月の花嫁シリーズ
(毎年6月に4週に渡り放送)
をはずす事は出来ない。
今となってはサスペンス物の帝王などと呼ばれる船越英一郎も、もともと小京都シリーズの脇役出身で、なぜか指貫きされた黒い皮手袋を常にしているおっちょこちょいなカメラマン役だったのだ!
また、鑑識班シリーズでは、鑑識という新たな分野の開拓も成功させている。
マニアックなところでは
女動物医事件簿シリーズ 山口智子
フルムーン旅情ミステリー 
二谷英明白川由美
(実生活も夫婦)
などであろうか?

最後に脚本家についてであるが、数多くの脚本家群の中には長野洋、高久進といった大御所も名を連ねている。両氏とも、Gメン’75や特捜最前線などの刑事物や、サザエさんなどのアニメ作品、またホームドラマまで書かれたスーパー脚本家である。また、金八シリーズでおなじみの小山内美江子も数話書いている。

この火サスの放送元日本テレビであるが、じつは最近元気がないのだ。
巨人戦がらみの野球中継は過去最低の視聴率から、放送延長も出来ない状態に陥り、バレーと柔道はフジテレビ陸上はTBSサッカーと水泳はテレビ朝日と各局とも独占できるスポーツを持っている中、日テレはといえばプロ野球のみ。仕方なしに独占放映権を買おうとしているスポーツはといえば、なんと中国卓球リーグなのだ!愛ちゃん人気とはいえ、誰がそんな物見るのだろう?
これらのしわ寄せが火サスにきてしまったのだ。つまりはナベツネこと渡辺恒雄が全ての元凶なのである。そのうちにサスペンスファンによる渡辺恒雄殺人事件」などが起きなければいいのだが…

いずれにしろ、火曜サスペンス劇場は、その23年に及ぶその長い歴史に来週幕を下ろす。目の前の視聴率や野球中継の不信のために大切な物を切り捨ててしまう事を、後になって日テレは後悔しないのだろうか?そんな体質だから福沢アナも退社してしまうのだろうな…

追記…最後になりましたが、火曜ワイドサスペンス中期より副音声でアイ・パートナーをお一人で勤められた石丸博也さん(声優・代表的な吹き替えはジャッキー・チェン)、長い間ご苦労様でした。私は健常者ですが、石丸さんの解説は番組を視聴する上で大変役立ちました。今後の石丸さんのご活躍をお祈りいたします。

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2005年9月15日 (木)

電車男

CX系ドラマ・電車男の最終回を見ていたら…今日の放送はまだ最終回じゃなかったんですね_| ̄|○
来週が最終回らしいので、今日のつぶやきは最終回を目前に控えた電車男についてです。
電車男…いまやこの名前を知らない国民が何人いるのでしょう?と言っても小学生~30・40代くらいまででしょうが…。
もともとは巨大掲示板・2ちゃんねるの数ある板の中の一つ、「独身男性」板・通称毒男板のさらに数あるスレッドの一つ

1が外出先から帰ったら大変な事になってるスレ

の中に書き込まれた…

731Mr.名無しさん :04/03/14 21:25

すまん。俺も裏ぐった。
文才が無いから、過程は書けないけど。

このスレまじで魔力ありすぎ…
おまいらにも光あれ…
 

の書き込みからすべて始まったんでしたね。
この後、この「731氏」は「731こと電車男」そして「電車男」となり、スレタイは変われど書き込み続け、見事ハッピーエンドになるわけですが…。はっきり言って、あれだけ巨大な2chですから、こんなスレやコテハンがいる事など当時は全然知らなかったし、また2chでも知っている人のほうが少なかったんじゃないのかな?結局、過去ログですべての内容を読んで知ったんですけどね、私は。当初は感動してたりしたものですが、その後「時刻表(電車男の時刻表 )」などを読んでショック受けたり…。過去ログを追っかけてる時には、リアル感があったからなのか、全然気づかない粗も「時刻表」を読むと…ま、決定的な書き込みがあるのが痛すぎるんですよね。
で、中野独人:つまりは中の人の電車男の書籍化に始まり、それを原作にしてコミック化、さらには映画化。私はまったく手を出しませんでしたが…。
そしてとどまるところを知らない電車人気は(と言うか、ポニーキャニオン:つまりはフジテレビの策略どおりだろうが)ついにTVドラマ化へ!
放送当日、最初からまんまとCXの計略にはまった私は見てしまいました。見るに至った理由は…
①電車男役がちびノリだ~ 伊藤淳史 だった事
②番宣を何度か見て、正直興味が湧いた
③vodafoneのイメージガールの伊東美咲を見たかった
④批判するためには、まず見るべきと思った
④岸辺シローのTV復帰作品だったから←これ、重要!
ってところでしょうか。しかし…
第一回からかなり引き込まれてしまったんですね。ドラマは、電車でからまれるところから始まると思っていたのに、電車がいきなり飛び降り自殺をしようとしているという予想もつかない始まりで、伊藤淳史の好演や白石美帆扮する陣釜美鈴(じんがまみすず→みすまがじんづ→ミスマガジンズ:白石はミスマガ出身)との掛け合いの妙、Aちゃんねる(つまりは2ちゃんねる)住民との絡み方…1時間の放送があっという間でした。
毒男板内での実際の発言も再現しつつ、TV独自の世界観を保つと言う見事な制作のおかげか、電車男の疑心も消え、別物の作品として楽しんで見続けて今日まできました。
C-C-Bの挿入歌やサンボマスターの主題歌も世界観に合っていて、総合的にこの作品はラブコメとしての水準がかなり高い…某掲示板風に言うなら、「クオリティタカス!」ってところでしょうか。
さて、来週はいよいよ最終回。次回は一時間半に拡大しての放送らしいですが…どうなる事やら。当日はTVの前に釘付けになっている事でしょう。
なんだか今日は熱く語ってしまいました。
しかし最後に一言書かせてください。

伊東美咲の演技のクオリティ低す…OTZ

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